※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
毎日同じことの繰り返しで、なんだか心がすり減っている気がする。
そんなふうに感じて、ため息をつきたくなる日はありませんか?
ニュースを見れば不安になることばかりで、思うように外出できない時期を過ごし、すっかり疲れてしまった人も多いかもしれません。
そんな凝り固まった心を、ふわりとほぐしてくれるのが小川糸さんのエッセイ『なんちゃってホットサンド』です。
この本を読むと、特別なことがなくても、自分の手で日常は豊かにできるのだと気づかせてくれます。
今の生活に少しだけ息苦しさを感じているなら、ぜひページをめくってみてください。
制限された日々を、手作りと工夫で楽しむ
当たり前にできていたことができなくなったとき、あなたならどう過ごしますか?
コロナ禍での外出制限や緊急事態宣言。
誰もが不安と苛立ちを抱えていたあの頃、著者の小川糸さんは、家の中での生活を思いきり楽しんでいました。
卵と生クリームでおいしいアイスクリームを手作りしたり、麹からお味噌を仕込んだり。
専用の機械がなくても、フライパンひとつで「なんちゃってホットサンド」を作って楽しむ様子は、読んでいるこちらまでワクワクしてきます。
おまけに、劇薬で手に入りにくかった材料の代わりに近所の教室で石鹸づくりを習い、化粧水やリップクリームまで自分で作ってしまうバイタリティ。
私たちはつい「あれができない」「これもだめ」と不満ばかり数えてしまいますが、視点を変えれば、手の届く範囲にたくさんの喜びが転がっているのだとハッとさせられます。
ヨガをして、愛犬ゆりねの散歩に行き、仕事をして、お昼寝をして、お風呂上がりにビールを飲む。
そんな何気ない一日の流れが、とてもきらきらして見えてくるのです。

自分の時間を生きている
感じが素敵なんだよね。
自分の心に嘘をつかない、しなやかで力強い生き方

会いたい人に会いに行き、やりたいことに向かってまっすぐ進む。そんな潔さに憧れます。
このエッセイの魅力は、丁寧な暮らしぶりだけではありません。
八ヶ岳に山小屋を建てるために、教習所に通って車の免許を取得する行動力。
「会いたい人が石垣島へ行く」と聞いた瞬間にチケットを手配し、海を渡ってしまう身軽さ。
縁のある人とはどうやっても出会うし、縁のない人とはすれ違ってしまう。
だからこそ、今あるご縁を大切にして、会いたい人にはすぐに会いに行く。
そんな著者の生き方は、とても清々しくてカッコいいのです。
一方で、世の中の理不尽なこと、忖度や老害、政治への疑問に対しては、しっかりと自分の意見を持っています。
「思いとことばと行動を一致させる」という作中の言葉通り、自分に嘘をつかず、まっすぐに生きる姿勢に触れると、もやもやしていた自分の背筋もピンと伸びるような気がします。

僕も色んなところにいつでも
旅行できるようになりたいな。
命の限りを意識して、今日という日を味わう
人生はあっという間。だからこそ、誰のためにどう生きるかが大切になります。
飛行機の中で「命のしまい方」について思いを巡らせたり、愛犬ゆりねが同い年くらいに成長し、その人生に寄り添いたいと願ったり。
著者の視線は、常に「限りある命」に向けられています。
沖縄の「ひめゆり」のドキュメンタリー映画を観て、若くして亡くなった友人たちの使命を背負って生きている監督の言葉に感銘を受けるエピソードも胸を打ちます。
「足るを知る」を心がけ、自分が必要以上に物を持ちすぎず、困っている人に巡るようにと考える。 世界が分断されたり、怖いニュースが溢れたりしても、元に戻ることを期待するのではなく状況に合わせて自分のスタイルを変えていく。
変化を恐れず、今ある環境の中で最善を尽くすというメッセージは、どんな時代を生きる私たちにとっても、大きな道しるべになってくれます。

周りを変えることはできないけど、
自分のできることをしていくのがかっこいいんだよね。
小説の裏側にある、著者の素顔に出会える喜び

物語を紡ぎ出す作家の頭の中や、日々の生活を覗き見できるのは、エッセイならではの贅沢です。
小川糸さんの小説が好きでよく読んでいるという方にとっても、この本はたまらない一冊です。
あの優しくて温かい物語の数々が、どんな日常から生まれているのか。
食に敏感で、美しい自然を愛し、丁寧に日々を重ねる著者の姿を知ることで、これまでの作品がさらに魅力的に輝き出します。
『ライオンのおやつ』の構想を練っていた頃に大三島で美味しいワインに出会ったエピソードなど、作品の裏話に触れられるのも嬉しいポイント。
小説とはまた違う、著者の身近な知識や率直な考え方を知ることができ、まるで親しい友人から手紙をもらったような温かい気持ちになれます。

自身の経験が豊かだからこそ
作品にも深みが出るんだね。
誰におすすめの本か
忙しい毎日にちょっと疲れてしまった、すべての人へ。
・30代からシニア世代まで、これからの生き方や暮らし方を見つめ直したい人
・コロナ禍などの変化で、なんとなく心が窮屈に感じている人
・日々の生活に追われ、自分の時間を大切にできていないと感じる人
・休日の午後、あたたかいお茶を飲みながら、ゆっくりと心を落ち着けたいとき
・小川糸さんの小説が好きで、著者の人柄や考え方をもっと深く知りたい人
この本を読むと、明日から少しだけ、ご飯を丁寧に作ってみようかなと思えます。
誰かにやさしくしたくなったり、自分の好きなものをもう一度大切にしたくなったり。
「今の自分のままで、工夫次第で幸せに生きられるのかもしれない」と、心がすっと軽くなるはずです。
こちらもオススメです。
「なんだか毎日うまくいかないな」「私って不器用だな」と落ち込んでしまう日はありませんか?
そんなときにぜひ読んでほしいのが、こだまさんのエッセイ『縁もゆかりもあったのだ』です。
病気や家族のこと、日常の思い通りにならないハプニング。
どうしようもない日々を、飾らない言葉と独特のユーモアで包み込んだ一冊です。
読めばきっと「不器用なままでも、まぁいっか」と肩の力が抜けるはず。
記事の最後
私は普段、小説ばかりでエッセイを読むことはあまりありませんでした。
でも、小川糸さんの作品が大好きだったのでこの本を手に取ってみたら、物語とは違う作者の考えや深い知識がまっすぐに伝わってきて、今更ながらに感動してしまいました。
読めば読むほど著者のことが好きになり、これまでの小説がまた違った魅力を持って見えてきたのです。
あちこち旅行へ行ったり、好きな場所に住んだり、大切な友達と会ったり。
その生き方はとても羨ましく、カッコよくて、素直に憧れました。
同時に、物語の中だけではない、石鹸の作り方や自然環境のことなど、身近で豊かな知識をたくさん教えてもらえて大満足でした。
「友達と動物と自然があれば幸せに生きていける」 この言葉が、読み終えた私の心にじんわりと温かく残りました。
これからは小説だけでなく、小川糸さん以外にもエッセイもたくさん読んでいこうと心に決めた、本当に素敵な出会いでした。

エッセイってなんか友達になれたような
親近感があって面白いんだね。

僕も日々の出来事をエッセイにしようかな。
猫も毎日色々と大変なの知って欲しいな。
気になった方はこちらからチェックしてみてください。
『なんちゃってホットサンド』は、各ストアで詳しく見られます!
読書の時間が取りにくい方には、耳で楽しめる「Audible」もおすすめです。
通勤中や家事の合間に聴けるので、意外と読書が身近になりますよ。
→ Audibleを30日無料で試してみる
コメント