大人になっても迷うあなたへ。『おとなになるのび太たちへ 人生を変える『ドラえもん』セレクション』(藤子・F・不二雄)を読んで

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毎日仕事や家事、子育てに追われていると、「自分はこれでいいのかな」
「周りの人はもっと上手くやっているのに」と、ふと立ち止まってしまうことはありませんか。
子どもの頃はもっと無邪気に、明日のことだけを楽しみに生きられていたのに。
大人になるにつれて、なんだか息苦しさを感じてしまう瞬間ってありますよね。

そんな、毎日を少しだけ窮屈に感じている人にそっと手渡したいのが、
『おとなになるのび太たちへ 人生を変える『ドラえもん』セレクション』です。

この本は、ただ懐かしい気持ちに浸るためだけの作品ではありません。
第一線で活躍する大人たちが、自身の人生を変えた「ドラえもんの1話」を紹介しながら、
どうやって夢を叶えてきたのか、どうやって壁を乗り越えてきたのかを語ってくれる、
温かいメッセージ集です。

ページをめくると、ガチガチになっていた心がふっと軽くなり、
明日を生きるための小さな勇気が湧いてきます。
どんな悩みや気持ちに寄り添ってくれるのか、その魅力をお伝えします。

読書と猫が大好きです。
「次に何読もう?」のヒントになる記事を届けています。
あなたの“次の一冊”につながればうれしいです。

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大人になった今だからこそ気づく、新しい視点

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子供の頃はただ夢中で読んでいたお話も、今読むと全く違う景色が見えてきます。

本書では、俳優の菅田将暉さんや作家の辻村深月さん、プロゲーマーの梅原大吾さんなど、
さまざまなジャンルで活躍する10人の方が、それぞれの大切なエピソードを紹介しています。

たとえば、梅原大吾さんが選んだ「あやとり世界」。
のび太が得意なあやとりで一番になれる世界をもしもボックスで作るお話です。
昔は「あやとりなんて役に立たない」と笑われていた趣味も、
今ではショート動画や配信で多くの人を楽しませ、仕事になる時代になりました。
自分が「くだらない」と思っている好きなことも、
視点を変えれば大きなチャンスに変わるかもしれない。

そんな、これからの時代を生き抜くための柔軟な考え方を教えてくれます。

また、チームラボの猪子寿之さんが選んだ「アスレチック・ハウス」のお話。
家の中がアスレチックになってしまう秘密道具ですが、
ここからは「考える次元を上げて、新しい世界を実感する」というメッセージが伝わってきます。 子どもの頃は「こんな道具があったらな」とワクワクするだけでしたが、
大人になった今読むと、
少し視点を変えるだけで息苦しい世界もちょっぴり楽しくなることに気づかされます。

ネオンくん
ネオンくん

今はAIも出てきてドラえもんの道具よりも
すごいこと出来てることあるよね。

「できない」自分を責めてしまうときに

完璧な人なんていない。自分の弱さとどう向き合うか、ヒントがたくさん詰まっています。

社会人になると、子どもの頃のテストの点数のようなわかりやすい評価がなくなり、
自分の現在地がわからなくて不安になることがあります。
そして、つい周りの人と比べて「自分よりできない人」を探して安心しようとしてしまう。
辻村深月さんが選んだ「ぼくよりダメなやつがきた」は、
そんな誰の心にもある優越感や劣等感に真っ直ぐ向き合うお話です。

のび太よりも勉強やスポーツが苦手な転校生、多目くん。
彼に対するのび太の心の動きを通して、
勝ち負けや「できる・できない」の物差しだけで人を測るのではなく、
お互いを認め合って生きていくことの大切さが心に響きます。

そして、梶裕貴さんが選んだ「さようなら、ドラえもん」。
いつも頼ってばかりだったのび太が、ドラえもんが安心して未来へ帰れるように、
一人でボロボロになりながらジャイアンに立ち向かう姿。
自分のことしか考えられなかったのび太が、誰かのために勇気を振り絞る姿は、
大人の私たちが読んでも胸が熱くなります。
のび太の視点、親の視点、ドラえもんの視点。
それぞれの気持ちを想像することは、人と関わって生きる私たちにとって、
とても大切なことだと教えてくれました。

ゴハンくん
ゴハンくん

僕たち猫型は人類を
救うパートナーなんだよ。

常識や思い込みを少しだけ外してみる

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ガチガチになった大人の頭を、ドラえもんの道具が柔らかくほぐしてくれます。

大人になると「これはこういうものだ」「どうせ無理だ」と、
やる前から諦めてしまうことが増えますよね。
亀山達夫さんが紹介する「オモイコミン」のお話からは、できない理由を探すのではなく、
「なんとかなる」とまず行動してみることの大切さを学びます。
自分の思い込みが世界の常識とは限らない。
まずはやってみることで、新しい扉が開くのです。

宇宙飛行士の向井千秋さんが選んだ「野比家が無重力」では、
自分の常識と相手の常識がぶつかり合うことの面白さや難しさが描かれます。
無重力空間ではドアノブを回すだけで自分が回転してしまうように、
他人と接するときも、自分の常識だけで物事を判断しないこと。
お互いの違いを認め合うことで、いい仲間になれるのだと考えさせられました。

なかしましほさんの「だいこんダンスパーティー」のように、
上手くいくかはわからないけれど「なんだか面白そう」という気持ちだけで動いてみる。
その楽しさから生まれる熱量こそが、夢を形にするエネルギーになるのだと、
本書に登場する大人たちは共通して語っています。

ネオンくん
ネオンくん

子供の気持ちっていつの間に
無くしてしまったんだろうね。

こんなあなたに届いてほしい一冊

毎日を頑張りすぎて、少し息切れしている人に寄り添ってくれる本です。

  • 10代から20代の、これから自分の進む道を見つけたい人
  • 30代から40代の子育て世代や、毎日一生懸命に働いている大人たち
  • 人と比べて落ち込んだり、自分のダメなところばかり目についてしまう人
  • 子どもの頃のワクワクした気持ちをもう一度思い出したい人

読むのにおすすめのシーン

  • 夜、部屋でひとり落ち着いて温かい飲み物を飲んでいるとき
  • 通勤や通学の電車の中で、少し前向きなエネルギーをもらいたいとき
  • 休日、なんとなく気持ちが疲れていて、誰かのやさしい言葉に触れたいとき

この本を読むと、効率や計画、周りの目といった「大人の常識」から少しだけ離れて、
自分の「好き」という気持ちを大切にしたくなります。
「最初の一歩は大変だけど、自分のペースで踏み出せばいいんだ」
「完璧じゃなくても、これでいいのかもしれない」と、心がすっと軽くなるはずです。


【あわせて読みたい】子どもの頃から知っておきたいお金の話!

子どもの将来を考えると、のび太のような豊かな心と一緒に、
現実的な「お金の知識」も身につけてほしいですよね。

「学校では教えてくれないことを、子どものうちから知っておいてほしい」

そんな方には、『漫画 お金の大冒険 黄金のライオンと5つの力』もおすすめです。

異世界ファンタジーの漫画を楽しく読み進めるうちに、一生役立つ「お金の5つの力」が自然と身につきます。

親子で一緒に読んでみてはいかがでしょうか?

完璧じゃない親でも、一歩ずつ進めばいい

読み終えたあと、自分の人生も捨てたもんじゃないなと心がポカポカしました。

正直なところ、私は今でも自分自身のび太と同じようにダメなところだらけで、
親になってしまったと思っていました。
40歳を超えた最近になって、ようやく勉強したり副業を始めたりして、
やっと自分なりに何かを掴んできた感覚があります。
「もう少し速く気づいていたら……」と後悔することもありましたが、
この本を読み終えたとき、若い時は若いなりに一生懸命頑張ってきたじゃないか、
と自分の過去を認めてあげることができました。

最後の「りっぱなパパになるぞ!」というお話で、のび太は未来の自分を確かめに行きます。
そこには、決して完璧ではないけれど、
家族のために自分の手の届く範囲で頑張っている大人ののび太がいました。
大きな理想を追い求めるのではなく、自分の身の丈にあった目標を一つずつこなしていく。
その決意に、私自身もとても励まされました。

ドラえもんの何気ない1話が、視点を変えるだけでこんなにも人生のヒントをくれるなんて。
大人になってから読むとまた違う楽しさがあり、改めて本当にすごい作品だと思いました。

私の息子も、今はまさに「すごいのび太」で心配ばかりしていましたが、
この本を閉じたとき、
「うちののび太の将来の活躍も、のんびり見守ってやろう」と明るい気持ちになれました。
大して立派な大人になれなかったとしても、それを悔やまず腐らず、やりたいことをやってみる。 幾つになっても、のび太のように素直な気持ちを持ち続けて生きていきたい、
心からそう思いました。

ネオンくん
ネオンくん

僕もなんだかやる気が出てきたから
お昼寝してから頑張ってみるね。
ゴロゴロ💤

ゴハンくん
ゴハンくん

ばっかも〜ん。
廊下に立ってなさい。
なんてね。
楽しみながら頑張ろうね。


気になった方はこちらからチェックしてみてください。
『おとなになるのび太たちへ: 人生を変える『ドラえもん』セレクション』は、
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