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鏡を見るたびに、少しだけ気持ちが沈んでしまうことはありませんか?
「分け目が広くなった気がする」「白髪が増えてきた」
「シャンプーのとき、指に絡む抜け毛の量にドキッとする」……。
髪の悩みは人になかなか言いづらく、ひとりで抱え込んでいると、
次第に人前に出るのがおっくうになってしまうこともありますよね。
本書『髪が増える術』は、そんな深い悩みにそっと寄り添い、
具体的な解決策を提示してくれる一冊です。
これまで5,000人以上の髪の悩みに向き合ってきた専門家・辻敦哉氏が、
難しい専門用語を使わず、「今日から自宅でできる育毛ケア」を分かりやすく解説しています。
この記事では、本書の要約と、
私が実際に読んで気づいた「髪を育てるための具体的な習慣」をレビューします。
結論:髪は何歳からでも「あきらめなくていい」

本書が読者に与えてくれる最大の魅力は、圧倒的な「安心感」です。
著者は「髪は何歳になっても増える可能性がある」と優しく教えてくれます。
「もう遺伝だから」「歳だから」とあきらめかけていた人にとって、
これほど心強い言葉はありません。
薄毛や白髪になりやすい体質を受け継いでいても、
自分に合った正しいケアを継続すれば結果は変わる。
抜け毛すらも、「これから太い毛が生えるためのチャンス」と捉える。
そんな前向きな視点に切り替えてくれるため、
読んでいるうちに肩の力がふっと抜けていくのを感じます。

僕はチップが入っている
所の毛が生えてこないんだよな…
東洋医学の教え:髪はカラダの内側を映す「血余(けつよ)」

本書の中で特に重要なキーワードが、東洋医学における「血余(けつよ)」という考え方です。
- 血余とは?:血が余った分で髪が作られるという意味。
つまり、髪は血液や体内の健康状態をそのまま映し出す鏡なのです。
カラダの内側が元気でなければ、豊かな髪は育ちません。
髪の表面(点)だけをケアするのではなく、
食事、睡眠、水分補給といった「内側のケア(全身とのつながり)」
を同時に行うことの重要性が、論理的に解説されています。

植物みたいに水だけあげても土に
栄養がなかったら育たないんだよ。
今日からできる!『髪が増える術』3つの実践ポイント
本書で紹介されている、自宅ですぐに始められる具体的なケア方法を3つにまとめました。
1. 「洗いすぎ」をやめ、オイルパックを活用する
毎日ゴシゴシ洗っているのに頭皮の調子が悪い方は、「洗いすぎ」が原因かもしれません。
頭皮を洗いすぎると、常在菌のバランスが崩れ、かえって髪が育つ力を弱めてしまいます。
本当に落とすべきなのは、時間が経つほど落ちにくくなる「過酸化脂質」という汚れです。
【オイルパックのやり方】
- ホホバオイルやアーモンドオイルなど、植物性100%の天然オイル(化粧品用)を用意する
- 髪を濡らし、頭頂部からオイルをたっぷりなじませる
- 優しくマッサージし、蒸しタオルで包んで汚れを浮かす
「ちゃんと洗えていなかった」のではなく、
「がんばりすぎていた」ことに気づかされる目からウロコのケア方法です。

蒸しタオルに巻かれると
すごくリラックスするよね。
2. シャンプーの時間を「育毛タイム」に変える
ただ汚れを落とすだけの作業だったシャンプータイムを、
「これから生える髪を育てるマッサージタイム」へ変える具体的なコツも紹介されています。
- 温度:37〜39℃のぬるめのお湯を使う
- 洗い方:一番大事なのは「2度洗い」。ゴシゴシこすらず、泡で汚れを吸着させる
- マッサージ:耳の上の側頭筋を、頭頂部に向かって押し上げる
力は入れず、自分が「気持ちいい」と感じる強さで十分です。
髪をいたわる時間が、自分自身をいたわる癒やしの時間へと変化します。

5分ぐらいかけて
ゆっくりマッサージしようね。
3. 髪の材料をつくる「食事とスパイス」
髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質であり、毎日の食事がそのまま髪の材料になります。本書では、以下のようなシンプルな食事法を推奨しています。
- パスタやラーメンなどの単品より「定食」を選ぶ
- タンパク質をしっかりとる
- 小魚や青魚の脂で血流をスムーズにする
- 食べる順番は「野菜から」
また、「インド人に薄毛が少ないのは、スパイスで血流が良くなっているからではないか?」
という興味深い考察も。
シナモンやショウガなど、体を温めるスパイスを献立に取り入れる楽しみも教えてくれます。

麺が好きだから
毎日食べたくなるんだよな。
お金に頼らない!正しいシャンプーとアイテムの選び方
高価な医薬品や育毛剤に頼る前に、
まずは「土台づくり」と「正しいアイテム選び」が重要だと著者は語ります。
- シャンプー選び:
透き通っていて、「カルボン酸・ココイル・タウリン・ベタイン」
といった成分が上位に表記されているもの。 - 粉シャンプー:
界面活性剤が合わない人向けに、コーンスターチやハトムギ粉で作るレシピも掲載。 - その他の対策:
塩素除去のシャワーヘッドへの交換や、
ミネラルウォーターと植物性グリセリンで作る
オリジナル育毛ローションの作り方も紹介されています。
「自分に合う成分かどうか」という明確な基準ができるため、今後の買い物で迷わなくなります。

しっかり選んで頭皮に刺激
じゃなくて栄養をあげようね。
『髪が増える術』はこんな人におすすめ
ここまで読んで「自分に合いそう」と感じた方へ。本作は以下のような方に特におすすめです。
- 抜け毛や薄毛が気になりはじめた30代〜シニアの方
- 白髪が増えてきて、染める以外の根本的なケアを知りたい方
- 育毛剤をいろいろ試したけれど、しっくりこなかった方
- 「もう遺伝だから」と、半分あきらめかけている方
- 将来薄毛になりたくない、と早めに対策したい若い世代の方
難しい医学書ではなく、図解も豊富。
小学生からお年寄りまで読める、とても優しい言葉で書かれています。
あわせて読みたい!カラダの内側を知るおすすめ本
「食事や血流など、カラダの内側のケアが大事なのはわかったけれど、
私たちの体ってそもそもどうなっているの?」と思った方には、
こちらの本もおすすめです。
私たちの体を守る「免疫」の仕組みを、かわいいイラストでゆる~く学べる一冊。
髪のケアも免疫も、実は「全身の健康」という土台でしっかり繋がっています。
専門用語が苦手な方でもスラスラ読めるので、
セットで読むと自分のカラダをもっと大切にしたくなりますよ。
どんなシーンで読みたいか
肩肘張らずに読める構成も本書の魅力です。
以下のようなちょっとした時間に、そっとページを開いてみてください。
- 夜、お風呂上がりにひとりで落ち着きたいとき
- 通勤や通学の合間に、気になるページだけ拾い読みしたいとき
- 鏡を見て、ちょっと気持ちが沈んでしまった日
- 「最近、自分のカラダをほったらかしにしていたな」と感じたとき
すべてを一度に実践する必要はありません。
「これならできそう」と思えたものを、ひとつだけ試してみる。
その気軽さが継続のコツです。

髪の毛がたくさん抜けたら
育毛剤より先にこの本だね。
おわりに:読み終えて気づいたこと(筆者の体験談)
私自身、子どものころから脱毛症に悩まされてきました。
歳をとるにつれて抜ける範囲も広がり、今ではウィッグを使うまでになっています。
だからこそ、この本は私にとって非常に参考になる、心に響く一冊でした。
「髪で姿勢や性格まで変わる人をたくさん見てきた」という著者の言葉は、
痛いほどよく分かります。
髪が薄いと、人前に出るのが億劫になり、恥ずかしくてつい引きこもりがちになってしまいます。本書は、そんな複雑な気持ちを深く理解し、優しく受け止めてくれているように感じました。
水をちゃんと飲む、ぬるめのお湯に浸かる、早めに寝る。
こうした自分をいたわる小さな習慣が、そのまま髪を育てる行動につながっていく。
髪のためにやっていることが、いつのまにか「自分自身を優しく扱うこと」
に繋がっていると気づいたとき、心まで少し軽くなりました。
すぐに結果が出なくてもいい。
地道なケアの先にある変化を、これから楽しみにしていこうと思います。
髪の悩みを抱えている方、将来の髪を守りたいすべての方に、そっとおすすめしたい良書です🐱

ネオン君は長毛の猫だから夏になったら
バリカンで刈り上げるんだって。

え…嘘でしょ…
本読んで毛並みを整えようと
思ったのに悲しいよ😭

冗談だよ。
綺麗にブラッシング
してもらおうね。
気になった方はこちらからチェックしてみてください。
『髪が増える術 成功率95%のプロが教えるすごいメソッド』は、各ストアで詳しく見られます!
読書の時間が取りにくい方には、耳で楽しめる「Audible」もおすすめです。
通勤中や家事の合間に聴けるので、意外と読書が身近になりますよ。
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