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毎日同じことの繰り返しで、なんだかイライラしてしまう。
自分がどう生きたいのかわからなくて、つい身近な人に当たってしまう。
「私のことなんて誰もわかってくれない」と、孤独を感じてしまう。
そんなモヤモヤした気持ちを抱えていませんか?
今日ご紹介する本『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(潮見夏衛 著)は、
そんな行き場のない思いを優しく包み込み、
今ここにある「当たり前の日々」がいかに尊いかを教えてくれる物語です。
この本を読むことで、トゲトゲしていた心がすーっとほどけていくのを感じるはずです。
そして、明日起きることが少し楽しみになったり、周りの人にちょっとだけ優しくなれたり。
そんなあたたかい変化を、あなたに届けてくれます。
毎日になんとなく息苦しさを感じているあなたへ
当たり前のように過ぎていく毎日に、少しだけ疲れていませんか?
この本は、そんなあなたの心にそっと寄り添ってくれます。
物語の主人公は、加納百合という中学2年生の女の子です。
彼女は、学校の勉強も嫌い、小言ばかり言う母親も嫌い、
自分の境遇すべてにイライラを募らせていました。
「なんで私を産んだの」と母親にひどい言葉をぶつけ、家を飛び出してしまうのです。
百合の抱える不満や葛藤は、きっと私たちもどこかで経験したことのある感情だと思います。
うまくいかない現実から逃げ出したくなる気持ち。
誰かにわかってほしいのに、素直になれない不器用さ。
そんな百合の姿に、「あ、これは昔の私かもしれない」
「今の私の気持ちと同じだ」と共感する方も多いのではないでしょうか。
行き場をなくした百合は、近所の古い防空壕で眠りにつきます。
そして目を覚ますと、そこはなんと1945年、戦時中の日本でした。
スマートフォンは圏外、エアコンも冷蔵庫もない。
そんな不便で過酷な世界で、彼女の運命を変える出会いが待っています。

スマホなしではもう
生きていけないよ。
どんな人におすすめ?こんな気持ちのときに手にしてほしい
本の好みは人それぞれですが、この物語は年代を問わず、
たくさんの人の心に響く力を持っています。
・親や学校に不満を抱え、自分の居場所を探している10代の中高生
・子育てや仕事に追われ、つい子どもや家族にイライラしてしまう30代、40代の親世代
・生きる意味や平和の大切さについて、改めて静かに考えたいシニア世代
・最近、思いっきり泣いて心をデトックスしたいと感じている人
・毎日の生活に「退屈さ」や「息苦しさ」を感じている人
若い世代には、百合と同じ目線で「命の重さ」や「人を愛すること」
の尊さがストレートに伝わるはずです。
そして大人世代には、親の目線や、時代を見守る目線で読むことで、
また違った深みを感じられます。
世代を超えて、それぞれの心に大切な何かを残してくれる、そんな温かい一冊です。
あわせて読みたい!特攻機が飛ぶ空の下で生きた子どもたちの物語
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を読んで、平和の尊さや、
戦争の不条理さに心を揺さぶられたあなたへ。
ぜひもう一冊、あわせて読んでいただきたい本があります。
それが、中脇初枝さんの『神に守られた島』という小説です。
『あの花〜』が、特攻隊員と彼らを見送る人たちの物語だとしたら、
こちらは「飛び立った特攻機を、はるか南の島から見上げていた子どもたち」の物語です。
舞台は、沖縄のすぐそばにある小さな島、沖永良部島(おきのえらぶじま)。
激しい空襲と飢えの中で、それでも逞しく、優しく生き抜こうとする島の人々の姿が、
痛いほどのリアルさで描かれています。
視点が変われば、戦争の景色も変わる。
2つの作品をあわせて読むことで、「今ある当たり前の平和」がどれほど尊いものか、
より深く心に刻まれるはずです。
涙なしでは読めない、命と希望の物語。
ぜひこちらのレビューも覗いてみてください。
どんなふうに読むのがいい?おすすめの読書シーン
読む場所や時間帯によって、物語の染み込み方も変わってきます。
私がおすすめする読書シーンをご紹介します。
・夜、部屋の明かりを少し落として、ひとりきりで落ち着きたいとき
・人間関係などで気持ちがぐったり疲れてしまった週末
・自分の人生を少し立ち止まって見つめ直したいとき
・前向きなエネルギーを心の底からチャージしたいとき
ただ、一つだけ注意点があります。
通勤や通学の電車内、あるいはカフェなど、人目がある場所で読むのはおすすめしません。
なぜなら、物語の後半からラストにかけて、間違いなく泣いてしまうからです。
ハンカチを手元に置いて、誰にも邪魔されないプライベートな空間で、
思い切り物語の世界に浸ってください。

百合の花の香りが
あれば素敵かもね。
70年前の夏へ。不満だらけの少女が見つけた本当の幸せ
ここからは、物語の魅力について少しだけお話しします。
核心のネタバレはありませんので安心してください。
タイムスリップした1945年の世界で、熱中症で倒れそうになった百合を助けてくれたのは、
佐久間彰という特攻隊員の青年でした。
彼に案内された「鶴屋食堂」で、百合はツルさんという温かい女性と出会い、
住み込みで働くことになります。
百合の目を通した戦時中の日常は、とてもリアルで過酷です。
水は汲みに行かなければならず、洗濯板で服を洗い、ホウキとちりとりで掃除をする。
現代の便利な家電のありがたみを、百合は身をもって知ることになります。
でも、そんなひもじくて大変な生活の中でも、人々の心はとても温かいのです。
食堂に集まる特攻隊員の青年たちは、冗談を言い合い、かき氷を食べて笑い合っています。
現代の若者と何も変わらない彼らの素顔を見るたびに、
百合は「なぜこんなにいい人たちが死ななければならないの?」と強い憤りを感じます。
おかしいことを「おかしい」と叫ぶ。
そんな百合の素直でまっすぐな感情は、読んでいてとても胸を打たれます。
不満ばかりだった少女が、懸命に生きる人々との関わりの中で、
少しずつ「当たり前の日常」の幸せに気づいていく姿は、大きな見どころです。

自分が言いたいことを言えるのも
実はすごいことなのかもしれないね。
命をかけて誰かを守るということ。胸が苦しくなるほどピュアな想い
この物語の一番の魅力は、登場人物たちが抱える「まっすぐで切ない想い」にあります。
彰をはじめとする特攻隊員たちは、
決してお国のために喜んで死んでいくわけではありませんでした。
足を怪我した許嫁のために逃げ出したいと願う17歳の少年。
妻と子どもを残して逝かなければならない悲しみを抱える青年。
みんな、「生きたい」「愛する人を守りたい」という本当の気持ちを胸の奥に隠して、
笑顔で飛び立とうとしていたのです。
百合は、未来を知っているからこそ「戦争は負けるんだから、特攻なんて無意味だ」
と必死に訴えます。
それでも、彰の決意を変えることはできませんでした。
「万に一つの可能性があるならば、少しでも日本に有利に終わらせてみせる」と語る彰。
百合の笑顔を守るために、自分の命を投げ打とうとする彰の優しさと覚悟に、
胸が締め付けられます。
百合が咲き誇る丘で二人きりで星を見上げるシーンは、本当に美しくて切ないです。
死ぬとわかっている人を愛してしまった百合の絶望と、
それでも愛さずにはいられなかった純粋な想い。
二人の不器用でピュアな心の交流は、現代の私たちが忘れかけている
「誰かを心の底から想うこと」の美しさを思い出させてくれます。

結果を知っていなかったら
特攻隊を応援していたかも…
本を閉じたあと、あなたの世界はどう変わる?
本を読み終えたとき、あなたの目の前に広がる景色は、今までとは少し違って見えるはずです。
・蛇口をひねればきれいな水が出ることへの感謝が湧いてくる
・家族や大切な人に「おはよう」と言える奇跡に気づく
・自分の心に素直に生きることの素晴らしさを実感できる
・周りにいる誰かに、無性に優しくしたくなる
・「不満もあるけれど、今のままで十分幸せなのかもしれない」と心が軽くなる
毎日が退屈だと思えるのは、命の危険がなく、平和である証拠です。
百合が現代に帰ってきてから、母親との関係性が大きく変わり、
不自由のない生活に感謝するようになったように。
私たち読者もまた、この本を通じて「命の洗濯」をしたような、
すがすがしく温かい気持ちになれるのです。

平和が当たり前じゃないことを思い出して
道を間違えないようにしないとね。
最後に。私がこの物語から受け取ったもの
ここからは、私自身がこの本を読み終えたときの、
ありのままの気持ちをお伝えさせてください。
最初は、よくあるタイムスリップものの恋愛小説なのかな、
と軽い気持ちでページをめくりました。
でも、読み進めるうちに、そんな浅い考えはすぐに吹き飛んでしまいました。
空襲の恐ろしさ、理不尽に命を奪われていく戦争というシステムに対する強い怒りが、
百合の言葉を通して私の心にも痛いほど突き刺さりました。
そして何より、彰たちの「生きることへの執着」と
「大切な人を守るための自己犠牲」の狭間で揺れる姿に、
どうしようもなく涙が溢れて止まりませんでした。
特に、ラストシーンで百合が特攻資料館を訪れ、彰が残した手紙を読む場面。
そこには、百合へのまっすぐな愛と、未来を託す切実な願いが綴られていて、
私は文字通り子どもみたいに声を上げて泣きじゃくってしまいました。
読み終えたとき、私は自分の生きているこの「現代」が、
どれほどの犠牲と祈りの上に成り立っているのかを思い知らされました。
そして、日々の小さな不満なんて、本当にちっぽけなものだと思えたのです。
ただ愛する人と一緒にいたい、夢を見たい。
そんな普通のことが普通にできる現代に生きている奇跡を、
これからもずっと大切にしていきたい。
私は、この時代に生まれてきたことに心から感謝し、
今日という一日を懸命に生きようと、深く感じました。

スターツ出版社が運営しているケータイ小説サイト「野いちご」
で本編のラストシーンにつづく中編
「あの夏の光の中で、君と出会えたから。」も公開しているんだって。

急に宣伝みたいになるの
怖いからやめてよ。
気になるから見てみるけど。
気になった方はこちらからチェックしてみてください。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、各ストアで詳しく見られます!
読書の時間が取りにくい方には、耳で楽しめる「Audible」もおすすめです。
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