心のモヤモヤがすっと晴れる。『アドラー流 たった1分で伝わる言い方』(戸田久実 著)のやさしい魔法

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「またキツイ言い方をしてしまった…」 「本当はもっと別のことを伝えたかったのに」
夜寝る前にベッドの中で、そんなふうに一人で反省会をしてしまうことはありませんか。
相手の反応が気になって言葉を飲み込んでしまったり、逆に感情的になって後悔したり。
日々のコミュニケーションの小さなすれ違いは、
知らず知らずのうちに私たちの心をすり減らしていきます。
今回ご紹介する『アドラー流 たった1分で伝わる言い方』は、
そんな言葉の迷子になっている心に、そっと寄り添ってくれる一冊です。
「どうしてわかってくれないの?」という苦しい気持ちを手放して、あなたと、
あなたの大切な人が心地よく過ごせるようになるためのヒントを、一緒に覗いてみましょう。

読書と猫が大好きです。
「次に何読もう?」のヒントになる記事を届けています。
あなたの“次の一冊”につながればうれしいです。

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言葉の選び方ひとつで、相手との距離は変わる

伝えたい思いは同じでも、包み紙を変えるだけで、
相手の受け取り方はまったく違ったものになります。

私たちは日常の中で、つい「なんでできないの?」「どうしてわかってくれないの?」
という言葉を使ってしまいがちです。
でも、これらは相手を責めるニュアンスを含んでいるため、
相手は心を閉ざすか、反発してしまいます。
本書では、アドラー心理学の考え方をベースに、
こうした「責める言葉」を「一緒に考える言葉」へ変換するコツを丁寧に教えてくれます。
・「なんでできないの?」を「どうすればうまくいくと思う?」へ
・「何回言えばわかるの?」を「私はこうしてくれると助かるな」へ
相手の行動を無理やり変えようとするのではなく、
まずは「私」を主語にして自分の気持ちを届けること。
そして、相手を信頼して「どうしたらいいかな?」と問いかけること。
この少しの工夫だけで、言葉は鋭い矢から、温かいボールへと変わります。
相手も安心感を抱き、心を開いて話を聞いてくれるようになるのです。

ネオンくん
ネオンくん

つい責める言い方に
なっていたのに気づいたよ。

怒りの奥に隠された「本当の気持ち」

イライラして爆発してしまうとき、その奥にはいつも別の小さな感情が身を潜めています。

本書の中で特にハッとしたのは、「怒りは一次感情の蓋である」というお話でした。
私たちは怒りを感じたとき、そのまま相手にぶつけてしまいがちです。
でも、その怒りの下には、
「わかってもらえなくて悲しい」「うまくいかなくて不安だ」「大切にされていなくて寂しい」
といった、とても柔らかくて傷つきやすい感情が隠れています。
相手に伝えるべきは、表面上の「怒り」ではなく、
その奥にある「悲しみ」や「寂しさ」の方なのです。
「なんで連絡をくれないの!」と怒るよりも、
「連絡がなくて心配したよ、寂しかったな」と伝える。
感情のままに言葉をぶつけるのではなく、自分の本当の気持ちをそっと取り出して、
相手の手のひらに乗せるように伝えてみる。
この視点を持てるようになると、自分自身の心と向き合うのがとても上手になりますし、
相手との関係性も驚くほど穏やかなものに変わっていきます。

ゴハンくん
ゴハンくん

感情をぶつけるんじゃなく
気持ちを探してみるね。

どんな人におすすめ?読むとどう変わる?

毎日を頑張る中で、人間関係に少しだけ疲れを感じている方に、
心のお守りとして手渡したい本です。

・10代の学生さんから、子育てに奮闘する親御さん、
部下を育てる立場にある30代以上の社会人の方まで。
「相手を怒らせたくない」と気を遣いすぎて、いつも自分の意見を飲み込んでしまう人。
・パートナーや子どもに対して、ついイライラをぶつけてしまい、
あとから激しく自己嫌悪に陥ってしまう人。
・1日の終わりの夜、温かいお茶を飲みながら、ひとりでほっと息をつきたいときに。
・満員電車の通勤中、憂鬱な気分を切り替えて
「今日も少しだけ頑張ってみよう」と前を向きたいときに。

この本を読むと、「私の伝え方が悪かったからダメなんだ」
という自分を責める気持ちがスーッと溶けていきます。
「こう言えばよかったんだ」「次はこの言葉を使ってみよう」と、
明日からのコミュニケーションが少しだけ楽しみになるはずです。
完璧にできなくても大丈夫。
「これでいいのかもしれない」と、不器用な自分を許してあげられるような、
そんな優しい変化が訪れますよ。


こちらもオススメです

「気持ちを伝えたいけれど、そもそも言葉がうまく出てこない…」とモヤモヤしてしまう方には、こちらの本もあわせておすすめです。

『言語化は「ありきたりの言葉」でうまくいく。』(荒木俊哉 著)

『アドラー流〜』で相手に寄り添う「伝え方」のコツを掴んだら、
次は自分の中にある見えない思いを「言葉」にする練習をしてみませんか?
気の利いたフレーズや、美しい文章なんて必要ありません。
普段使っている「ありきたりの言葉」だけで、
自分の内面をスッキリと整理するヒントが丁寧に解説されています。

相手とのコミュニケーションに悩む前に、
「私、本当は何を伝えたかったんだっけ?」と立ち止まりたいときに最適の一冊。
とっさに自分の意見を言葉にするのが苦手な私にとっても、
「ありのままでいいんだ」と背中を押してくれたお守りのような本です。

ぜひ、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

おわりに──不器用な私が見つけた、言葉のプレゼント

私はこの本を読み終えたとき、心がじんわりと温かくなるのを感じました。

私はもともとかなりの人見知りで、対面で自分の気持ちを伝えるのがとても苦手です。
面と向かうと緊張してしまい、うまく言葉が出てこない。
だからこそ、こうしてブログで文章を書くほうがずっと性に合っているし、
安心できると思っていました。
けれど、この本を開いてみて、
「言葉の選び方次第で、現実の人間関係ももっとラクにできるんだ」と気づかされました。
これまで、妻や高校生の息子、娘に対して、
余裕がないときにはつい感情的な言い方をしてしまうことがありました。
でも、この本を読んでからは、何かを口にする前に
「まずは一呼吸おく」という習慣がついたように思います。

「私が伝えたい本当の気持ちは何だろう?」と自分に問いかけることで、
家族とのちょっとした衝突も減りました。
我が家の愛猫、ネオンくんとゴハンくんに話しかけるときは、
いつでも自然と優しい声が出るものです。
人間同士でも、あんなふうに穏やかで温かい言葉のやり取りができたら最高ですよね。
言葉は、相手へ贈る心のプレゼント。
どうせなら、相手が受け取ってうれしくなるような、
そして自分自身も心地よくなるような言葉を選んでいきたいと、私は心からそう思いました。
人間関係に少しだけつまづいたとき、あなたの背中を優しくなでてくれる一冊です。
気になった方は、今日からあなたの日常にも取り入れてみてくださいね。

ネオンくん
ネオンくん

この本読んでも言い方がきつい人に、僕が秘策を教えてあげるね。
言葉の最後に「にゃ」をつけると柔らかい言葉になるんだよ。

ゴハンくん
ゴハンくん

上司に「おはようにゃ」って言って
怒られても責任は取れないにゃ。


気になった方はこちらからチェックしてみてください。

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