お金より思い出を選ぶ生き方|人生の満足度を高める一冊の感想

『ゼロで死ね』ビル・パーキンス著|お金より思い出を大切にする人生論の本

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この本を読むと、何が得られるのか

「お金を貯めなきゃ」という不安が、少しやわらぎます。
そして、「今の時間を、どう使えば後悔が少ないのか」を考え始めます。

DIE WITH ZEROは、
お金の増やし方ではなく、お金と人生の使い方を教えてくれる一冊です。

読み終えたあと、
「このまま老後のためだけに生きていいのかな」
「今しかできないこと、先延ばしにしていないかな」
そんな問いが、自然と浮かんできます。


「今しかできないこと」に投資するという考え方

この本で何度も繰り返されるメッセージがあります。
それは、今しかできない経験にこそ、お金を使おうということ。

人はつい、
「いつかやろう」
「落ち着いたら」
と先送りしてしまいます。

でも、体力・気力・好奇心は、年齢とともに確実に変わっていきます。
同じ旅行でも、同じ食事でも、若いときの方が価値は大きい。
これは悲しい現実ですが、目を背けられない事実です。

健康なくして、富に価値なし。
この言葉は、読んでいて何度も胸に刺さりました。


「経験は資産であり、思い出は配当を生む」

今しかできないことを楽しんでいるイメージ画像

とても印象に残った考え方が、
経験にも配当があるという話です。

株や不動産は、保有していると配当を生みます。
同じように、経験や思い出も、
何年経っても、思い出すたびに心を温めてくれる。

しかもこの「記憶の配当」は、
時間が経つほど価値が減るどころか、
複利のように増えていくのです。

火事のとき、人は真っ先に
お金では買えない思い出の品を持ち出す、
という話も紹介されています。

最後に残るのは、結局お金ではなく、思い出。
人生で一番大切な仕事は、思い出づくりだと教えてくれます。


若いときの経験は、取り戻せない

本の中のあるエピソードが、個人的にかなり刺さりました。

若い頃、友人が借金してでもヨーロッパ旅行に行くと言い
不安になり、その誘いを断った。
帰ってきた友人の話は、危険も含めたワクワクする冒険談ばかり。

10年後、自分もヨーロッパに行ったけれど、
もう若い頃のような無茶も、現地で友達を作ることもできなかった。

あのとき、借金してでも行っていた方が、何倍も価値があった。

経験には、タイミングがあります。
お金があるかどうかより、
「そのときの自分」でなければ得られない価値がある。

この話は、多くの人の心に残ると思います。


「ゼロで死ね」という挑発的な言葉

タイトルの「ゼロで死ね」は、少し過激に聞こえます。
実際、完全にゼロにするのは現実的ではありません。

でも、この言葉の本当の意味は、
お金を残しすぎない意識を持とうということ。

多くの人は、
「これだけあれば安心」
と思っても、結局さらに貯め続けてしまいます。

その結果、
使われなかったお金=
そのお金を稼ぐために使った時間とエネルギーが、
丸ごと無駄になってしまう。

老後のために貯めているはずが、
実際は死ぬまでお金を増やしている人がほとんど。
資産を使い切る人は、ほぼいない。

この現実は、少し怖くて、でもとても大切な指摘です。


お金を使えなくなる日は、死ぬ日より早く来る

体が動かなくなっても、思い出に包まれて幸せなイメージ画像

衝撃的だったのが、
人は死ぬ前に、お金を使う能力を失うという考え方。

年を取るにつれ、
・興味が薄れる
・行動する気力がなくなる
・新しいことが面倒になる

結果として、
お金があっても、使いたいと思えなくなる。

80歳で潤沢な資産があるかどうかより、
そのお金を楽しめる状態かどうかの方が、
ずっと重要なのだと気づかされます。


子どもには「死ぬ前」に与える

この章は、親世代にとって特に考えさせられます。

相続は、遅すぎると価値が下がる。
子どもが本当にお金を必要としているのは、
人生を動かすタイミングです。

本書では、
26〜35歳ごろが最も効果的だと書かれています。

子育てが終わってからの相続より、
苦しい時期に少しでも支えがあった方が、
人生に与える影響は大きい。

寄付も同じで、
死んだ後より、生きているうちの方が価値が高い。
お金が出せなくても、時間を使うことも立派な寄付。

「いつか」ではなく、「今」。
この視点は、とても優しく、現実的です。


年齢に合わせて「金・健康・時間」を考える

若いときは、時間と体力がある。
年を取ると、お金はあっても時間や健康が減っていく。

だからこそ、
年齢ごとに最適なバランスを考える必要がある

若い頃から
「収入の◯割は貯蓄」と固定してしまうと、
使えるお金があまりにも少なくなる。

大切なのは、
無駄遣いではなく、価値のある経験に使うこと

健康は、何よりも重い資産です。
寝たきりになってしまえば、
どれだけお金があっても意味がない。

今できることは、今のうちに。
この意識が、人生の満足度を大きく変えます。


やりたいことには「賞味期限」がある

人生には、いくつものステージがあります。
先送りにしているうちに、
二度と来ないタイミングも、意外と多い。

余命が短い人に後悔を聞くと、
「働きすぎなければよかった」
と答える人が多いそうです。

自分の終わりを考えることは、
今の時間を大切にするための行為。

10年ごとに区切った「タイムバケット」に、
やりたいことを書き出す。
この方法は、とても実践的で目から鱗でした。


45〜60歳で資産を取り崩し始めるという発想

多くの人は、
「いくらまで貯めるか」を目標にします。

でも本書では、
いつから減らすかを決める方が大切だと説きます。

目安として示される計算式もありますが、
重要なのは、
「ずっと増やし続ける幻想」から抜け出すこと。

老後のお金は、思ったより減らない。
働き続けること自体が、リスクになる場合もある。

この考え方に救われる人は、きっと多いと思います。


大胆にリスクを取るという選択

安全に生きることが、必ずしも正解ではない。
挑戦しないことのリスクを、
私たちは過小評価しがちです。

失敗しても、それは経験になる。
夢に挑戦するなら、若いほどいい。

住む場所を変える。
環境を変える。
行動しなかった後悔は、意外と長く残ります。

大切なのは、
「リスクの大きさ」と「不安」を混同しないこと。
無謀ではなく、計画的な挑戦を選ぶ。

この姿勢は、人生の後半にも必要になります。


誰におすすめの本か

・20〜40代で、将来不安から貯め込みすぎている人
・老後のために今を我慢しすぎている人
・お金の使い方に、罪悪感を感じている人
・人生を一度、立ち止まって考えたい人

特に、若い人には本当におすすめです。


お金の不安を減らしたい人には、両@リベ大学長さんの
『漫画 お金の大冒険 黄金のライオンと5つの力』
もあわせておすすめです。
お金の基礎や考え方を、物語形式でやさしく学べる一冊で、
「お金に振り回されない土台」を作るのにぴったりでした。


どんなシーンで読みたいか

・将来にモヤモヤしている夜
・仕事やお金に疲れたとき
・人生設計を考え直したいタイミング

静かな時間に、ゆっくり読むと、
自分の本音が見えてきます。


読後に得られる気づき

・お金に対する恐怖が和らぐ
・今を大切にしたくなる
・経験にお金を使うことへの納得感
・自分の人生を主体的に考え始める

「ただ生きる」から、
「十分に生きる」という感覚へ。


まとめ

一言で表すなら、
「お金を適切に使い、思い出をたくさん作り、豊かな人生を送ろう」
という本です。

お金は墓場まで持っていけません。
でも、思い出は、最後まで残ります。

定期的に読み返し、
お金との向き合い方を確認したくなる一冊。

人生で一番大切なのは、思い出を作ること。
その当たり前を、あらためて思い出させてくれる、
とても良い本でした。


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