【読書感想&オリジナル小説】『新しい法律ができた』が面白すぎて自分でも書いてみた

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タイトルに惹かれて手に取った一冊、『新しい法律ができた』。
この本は、25人の作家によるショートストーリーが収められており、
すべての話が「新しい法律ができた」という一文から始まる
なんともユニークな作品集です。

本記事では、この贅沢な短編集の魅力をお伝えするとともに、
読書の延長線として私自身が執筆したオリジナルのショートストーリーも公開します。

読書と猫が大好きです。
「次に何読もう?」のヒントになる記事を届けています。
あなたの“次の一冊”につながればうれしいです。

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1. 『新しい法律ができた』──25人の個性が光る贅沢なショートストーリー集

『新しい法律ができた』──25人の個性が光る贅沢なショートストーリー集のイメージ画像

どの物語も短くまとまっているのに、
それぞれの作家さんの個性がしっかりと表れていて、
読んでいて驚きの連続でした。

  • 共通のテーマから生まれる多様性: 
    同じ「新しい法律」という出発点なのに、切り口が全く異なる面白さ。
  • 新たな作家との出会い: 
    一冊の中で、これまで知らなかった素晴らしい作家さんと思いがけず出会える。
  • 文学の宝石箱:
     短編ならではのテンポの良さで、サクサク読めるのに深い余韻が残る。

読み終えてすぐに、気になった作家さんの他の作品も読みたくなりました。
短編集には、こうした偶然の出会いがあるのが最大の魅力ですね。

ネオンくん
ネオンくん

短い中で個性を出せるのは
すごいなって憧れちゃうよ。

この本はこんな人におすすめ

  • まとまった読書時間が取りにくく、短い時間でサクッと物語を楽しみたい方
  • 新しい作家さんを開拓したい、様々な文体や世界観に触れてみたい方
  • 「もしもこんな法律があったら?」というSFや思考実験的なテーマが好きな方

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『その本は』 (著:又吉直樹 / ヨシタケシンスケ)
奇才ふたりがタッグを組んだ、本にまつわる奇想天外な物語。

  • 文章:又吉直樹
  • イラスト・文章:ヨシタケシンスケ

「こんな本があったらいいな」というワクワク感が止まらない一冊です。

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2. 自分でも「もしも」を形にしたくなりました

読んでいるうちに、「自分でも書いてみたいな」という気持ちがむくむくと湧いてきたイメージ画像

読んでいるうちに、「自分でも書いてみたいな」という気持ちがむくむくと湧いてきました。
長編ほどの時間も構想も必要ない分、気軽に書けるのが短編の楽しさです。

アイディア勝負というか、自分の中にある小さな「もしも」が形になるワクワク感。
そんな創作意欲を刺激してくれる素晴らしい一冊でした。

ゴハンくん
ゴハンくん

みんなの読んだ後に
話を作ってみてね。


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3. 【オリジナル作品】新しい法律ができた

というわけで、思いきって私も「新しい法律ができた」というテーマで、
ショートストーリーを書いてみることにしました。
ここから先は、私のオリジナル作品です。

同じ出発点からどんな物語が生まれるのか。
ちょっとした創作として楽しんでいただけたら嬉しいです。

「新しい法律ができた」

その法律は、ほとんど誰にも注目されずに可決された。
ニュースサイトの片隅に小さく、「NFT技術、紙の本に適用開始」とだけ記された見出し。
テクノロジー好きの一部が反応した程度で、世間はその重大さに気づいていなかった。

けれど、それは静かに、確かに、世界を変える始まりだった。

新しい法律の内容はこうだ。
紙の本や雑誌にもNFT技術を紐づける。
つまり、どんなに古本として売り買いされようと、その本の著者には、
わずかでも報酬が入り続ける仕組み。
これまで「一冊売れたらそれきり」だった印税が、
読まれ続ける限り「生きた価値」になったのだ。

最初は誰も信じなかった。
「本が売れても、そんな何十円のために何になるの?」と。
けれど、変化は思ったよりも早かった。
大手古書店がシステムを導入し、ネット通販でもNFT付き書籍が当たり前になったころ、
作家たちの顔つきが変わった。

ある日、長者番付の上位に、聞いたこともない作家の名前が現れた。

「ネットで無料公開していた小説が、古本になって飛ぶように売れてるらしい」
「NFT付きで取引されるたびにお金が入ってくるんだってさ」
「それが100万冊だと?」

そんな都市伝説のような話が、やがて現実になっていく。

若者たちは次々にキーボードを叩き始めた。
物語を書き、SNSで広げ、読者と直接つながった。
今や「作家になりたい」という夢は、特別な才能がなくても目指せるものになった。
少しずつ収入が増え、少しずつ世界が変わっていった。

皮肉なことに、そのころAIは黄金期を迎えていた。
どんな文章でも一瞬で書き上げ、文法ミスもなければ構成も完璧。
「もう人間が書く意味なんてない」と、誰もが思いかけていた。

だが、実際に売れていたのは、人間が書いた物語だった。
時に未熟で、感情の起伏が激しく、矛盾すら孕んだ言葉たち。
でも、そこには確かに「生きた声」があった。

AIには生み出せない、“わからなさ”の中の真実がそこにはあった。

そしてそれを読んだ人たちが、また変わった。
読み手は書き手になり、書き手は読み手になった。
誰もが誰かの物語に耳を傾け、時に泣き、時に笑った。
NFTによって本が「動く資産」になったとき、文字は再び力を持ったのだ。

それから五年が過ぎたころだった。 とあるカフェで、こんな会話が聞こえてきた。

「最近さ、戦争してる国ってなくない?」 「ホームレスの人、見かけなくなったね」
「政治家の悪口とか、最近誰も言わないような気がする」

それは、誰かが世界を変えたという話ではない。
ただ、全員が少しだけ、知識を得ただけだった。

人間関係のコツ、お金の使い方、健康や歴史のこと。
それらを物語を通じて学び、「争いは無知から生まれる」と理解したのだ。

本は、もはや暇つぶしの娯楽ではなくなっていた。
人生を導く地図であり、人を繋ぐ橋であり、未来を照らす灯台になっていた。

今日もまた、どこかで誰かがページをめくる。
静かな部屋で、あるいは電車の中で、ベッドの上で。
そしてその一冊が、次の誰かの人生を変えていく。

世界を変えたのは、大きな革命でも、偉人の一言でもなかった。

それは、ただ一冊の本。
そして、その本を「読みたい」と思った、あなたの気持ちだった。

ネオンくん
ネオンくん

何これ?
名作が生まれたんだけど…

ゴハンくん
ゴハンくん

誰にも読まれないのが悲しいね。
誰かが感想くれる日を待ち望んでいます。

コメント

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