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時間がない人の読書術

時間がなくて本が読めないあなたへ|読書が続く7つのヒント

1. 「時間がない」はみんな一緒。まずは1日5分から「本を読みたいけど、忙しくて時間がない」そう感じている人はとても多いです。実際、日本人の平均読書量は月1冊程度と言われています。けれど、だからといって読書を諦める必要はありません。大切なの...
本の紹介

『近畿地方のある場所について』が怖い|ネット発・断片系ホラーの傑作レビュー

1. 実話のような怖さが魅力のホラー作品ホラーが好きな人なら、一度は「これ、実話なんじゃないか?」と思う作品に出会ったことがあるのではないでしょうか。今回紹介するのは、まさにそのタイプ。近畿地方の“ある場所”を舞台にした、じわじわと広がる恐...
アルフレッド・アドラー

「他人の目が気になる」をやめたい人へ|嫌われる勇気が教える自由な生き方

1. 『嫌われる勇気』とは?『嫌われる勇気』は、アルフレッド・アドラーの心理学をベースにした対話形式の自己啓発書です。哲人と青年の対話を通して、「他人の目が気になって生きづらい」「過去のトラウマに縛られている」「人間関係に疲れてしまった」な...
本の紹介

『しんがり』清武英利|会社とは何かを考えるビジネスパーソンに刺さるノンフィクション

1. 山一證券の破綻と「しんがり」の12人1997年、日本の四大証券の一角を占めていた山一證券が、自主廃業を発表。これは戦後最大級の経営破綻として、平成の重大ニュースのひとつに数えられている。その裏で、世間に知られることなく会社に残り、清算...
山口未桜

『禁忌の子』山口未桜 感想・レビュー|リアルな医療×本格ミステリの傑作

1. 『禁忌の子』はどんな小説?『禁忌の子』は、現役医師・山口未桜による医療ミステリ小説です。物語の冒頭、主人公である救急医・武田航の元に運ばれてきた遺体は、なんと自分と瓜二つ。その衝撃的な出だしから始まり、彼自身の出生の謎を巡って、読者を...
ソン・ウォンピョン

【読書感想】『アーモンド』ソン・ウォンピョン|感情とは何かを問う名作韓国小説

1. 『アーモンド』とはどんな物語か?韓国の作家ソン・ウォンピョンによる小説『アーモンド』は、生まれつき感情を感じることができない少年・ユンジェの成長を描いた物語です。タイトルにある"アーモンド"とは、脳の中で感情を司る部位・扁桃体のことを...
本の紹介

髪の呪いと死体の入れ替わり…『死に髪の棲む家』はホラーミステリの傑作だった【ネタバレなし感想】

1. 『死に髪の棲む家』とはどんな小説か?織部泰助による『死に髪の棲む家』は、ホラーミステリの枠に収まりきらない、言葉と構成のトリックに満ちた怪作です。ミステリ作家がゴーストライターとして田舎を訪れるという導入から始まり、読者は一見穏やかに...
本の紹介

『ハピネス』桐野夏生|タワマン主婦の見栄と孤独を描いた衝撃作【あらすじ・感想】

1. 『ハピネス』とは?桐野夏生の小説『ハピネス』は、東京のタワーマンションを舞台に、現代の主婦たちが抱える人間関係のストレスや見栄の張り合い、孤独をリアルに描いた群像劇です。タイトルの「ハピネス」とは裏腹に、登場人物たちは“幸せ”の裏側で...
喜多川泰

幸せになりたい人へ|『「福」に憑かれた男』が教える本当の幸福とは?

『「福」に憑かれた男』感想レビュー|幸せとは何かを教えてくれる優しい物語1. 「幸せになりたい」と思っている人に贈る一冊「今、自分は幸せなんだろうか?」とふと立ち止まったとき、この本がそっと心をあたためてくれます。喜多川泰さんの『「福」に憑...
本の紹介

『手紙』東野圭吾|加害者家族の苦悩と赦しを描いた名作【感想・考察】

『手紙』 東野圭吾両親を亡くした兄・剛志が、弟・直木のために必死に働きながら生活を支えていた。直木には大学に進んでほしいと願っていたが、金銭的に厳しく、弟自身も進学に消極的だった。状況を変えようとした剛志は、かつて引っ越しのアルバイトで訪れ...