【感想・あらすじ】満月珈琲店の星詠み|癒されたい大人におすすめ

満月珈琲店の星詠み 表紙|望月麻衣による占星術と癒しの小説

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この本を読むことで、心に起こること

「このままでいいのかな」
「昔はもう少し、ちゃんと頑張れていた気がする」
「何が間違っていたんだろう」

そんな思いを抱えたまま、毎日をやり過ごしていませんか。

『満月珈琲店の星詠み』は、
望月麻衣さんが、
迷っている人の足元を照らすように描いた物語です。

ただ、
あなたの立ち止まっている場所を照らし、
「ここまで来た道も、ちゃんと意味があったよ」
そう伝えてくれる物語です。

占いを信じていなくても大丈夫です。
前向きになれなくても、元気がなくても大丈夫。

やさしい物語に、
画・桜田千尋さんの描く、
きらきらと神秘的で、どこかあたたかみのあるイラストが重なり、
読む人の心に、そっと寄り添ってくれます。

この本は、
疲れた心にあたたかい飲み物を差し出すような、
言葉と絵の両方で包み込んでくれる一冊です。


満月の夜だけ現れる、不思議な珈琲店

満月の夜にだけ現れる猫のカフェのイメージ画像

物語の舞台は、京都。
満月の夜にだけ現れる「満月珈琲店」。

トレーラーハウスのような小さな店で、
店主は大きな猫。
店員も猫。
人の言葉を話し、星を詠みます。

メニューはありません。
その人に必要なものが、必要な形で出てきます。

星の名前がついたスイーツや飲み物。
それだけでも心がほどけるのに、
さらにその人の「今」を、星から読み取ってくれる。

ここは、
人生に迷った大人たちが、
一度立ち止まるための場所です。


仕事につまずいた大人たちの物語

この物語は連作短編集です。
それぞれの章で、主人公が変わります。

中心となるのは、
かつてヒットメーカーだった40歳のシナリオライター・芹川瑞希。

若い頃は成功した。
でも時代が変わり、評価されなくなった。

「教師を続けていれば、違う未来だったのかもしれない」

そんな後悔を抱えたまま、
細々と企画を送り続ける日々。

そこから物語は、
テレビディレクター、女優、美容師、IT企業の男性へと広がっていきます。

誰もが、
大きな失敗をしたわけではありません。

でも、
「何かが違う」
「このまま進んでいいのかわからない」

そんな違和感を抱えています。

だからこそ、
読んでいるうちに
「これ、私の話かもしれない」
と思う瞬間が訪れます。


星詠みが教えてくれるのは「未来」ではない

猫が占ってくれる占星術のイメージ画像

この本に登場する占星術は、
未来を当てるためのものではありません。

「あなたは、こういう性質を持っている」
「だから、ここでつまずきやすい」

そうやって、
自分自身を理解するための道具として描かれます。

魚座の時代から、水瓶座の時代へ。
集団よりも、個が大切にされる時代。

その変化についていけず、
自分を責めてしまう人も多い。

でも星は、
「合わなくなっただけ」
「あなたがダメになったわけじゃない」
と教えてくれます。

それだけで、
胸の奥に溜まっていたものが、
少しほどけていきます。


誰におすすめの本か

この本は、こんな方におすすめです。

・30代〜50代の社会人
・仕事や人生に迷いを感じている人
・過去の選択を、どこかで引きずっている人
・占いは半信半疑だけど、興味はある人
・優しい物語にふれたい人

特に、
「もう一度やり直したい」
「でも、勇気が出ない」

そんな気持ちを抱えている人に、
そっと手に取ってほしい一冊です。


同じく、人生のつまずきや人との縁をやさしく描いた物語として、
強運の持ち主(瀬尾まいこ)もおすすめです。
占いやスピリチュアルを通して、人の弱さやあたたかさを描く点が、『満月珈琲店の星詠み』とどこか重なります。
読み終えたあと、少し肩の力が抜ける一冊です。

こんなシーンで読みたい一冊

・通勤や通学の帰り道
・夜、ひとりで過ごす時間
・気持ちが疲れて、何も考えたくないとき
・前を向きたいけれど、まだ怖いとき

一話一話が短めなので、
少しずつ読むのもおすすめです。

ページを閉じたあと、
深呼吸したくなるような読後感があります。


読後に得られる気づきと変化

この本を読んで占星術を知ったからといって、
人生が劇的に変わるわけではありません。

でも、
・考え方が少しやわらぐ
・自分を責める言葉が減る
・誰かにやさしくしたくなる
・「これでいいのかもしれない」と思える

そんな変化が、
心の中に残ります。

星詠みを通して語られるのは、
「自分を知ること」の大切さ。

自分を知ることで、
人生は少し生きやすくなる。

その感覚を、
物語として体験できます。


シリーズ情報と読む順番

『満月珈琲店の星詠み』はシリーズ作品です。

・第1巻 満月珈琲店の星詠み
・第2巻 満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜
・第3巻 満月珈琲店の星詠み〜ライオンズゲートの奇跡〜
・第4巻 満月珈琲店の星詠み〜メタモルフォーゼの調べ〜
・第5巻 満月珈琲店の星詠み〜秋の夜長と月夜のお茶会〜
・第6巻 満月珈琲店の星詠み〜月と太陽の小夜曲〜

どこから読んでも楽しめますが、
第1巻は世界観やテーマがよく伝わるので、
最初の一冊にぴったりです。

私はまだ第1巻までしか読めていませんが、 
それでも「このシリーズを追いかけていきたい」と 
思える一冊でした。

また、
コミカライズやイラスト集、レシピ本もあり、
スイーツや猫の世界観を、
より深く楽しめるようです。


優しさにふれたい夜に

正直、
占いが苦手な人でも、
ファンタジーが得意でなくても、
読みやすい物語です。

夢なのか現実なのか、
曖昧な描かれ方だからこそ、
心にすっと入ってきます。

満月の夜、
もし少し疲れていたら。

この本を開いてみてください。

きらきらしたスイーツと、
可愛らしい猫たちが、
あなたを迎えてくれます。

そしてきっと、
「また明日、少しだけ頑張ってみよう」
そんな気持ちを、
そっと手渡してくれるはずです。


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