『異常気象売ります(下)』#読了レビュー
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奇跡の連続が織りなす、息もつかせぬ展開。全ページがクライマックス!
目次
作品概要
シドニィ・シェルダンが久々に放つ長編サスペンス『異常気象売ります(下)』は、まさに「現代の黙示録」と呼ぶにふさわしい衝撃作。世界を揺るがす異常気象と、それに隠された陰謀。科学者たちが世界中で不審死を遂げる中、二人の女性が巨悪に挑みます。
物語の魅力
下巻に入り、物語は一気に加速。章ごとに「追う側」と「追われる側」の立場が逆転し、最後まで飽きずに読めます。全ページがクライマックスのようなスピード感。読み始めたら止まりません。
ケリーとダイアンの関係性
最初は互いに疑いながらも、幾度も死地をくぐり抜けるうちに少しずつ信頼関係を築いていくケリーとダイアン。その成長過程が丁寧に描かれていて、バディムービーのような魅力があります。
スリリングな展開と黒幕
事件の黒幕は予想通りの「あの人」でしたが、そこに至るまでの展開が圧巻。追跡、逃走、裏切り、逆転――奇跡のようなタイミングで訪れるチャンスが連続し、読者をハラハラさせ続けます。ラストは見事な逆転劇で、読後の満足感も高いです。
異常気象というテーマ
フィクションとは思えないほどリアルに描かれる異常気象。気候変動の警鐘か、科学の暴走か。それとも金と権力による巨大な陰謀か?読み進めるほどに現実との境界が曖昧になっていきます。
読後の印象
最後まで読んで感じたのは、「これは本当にフィクションなのか?」という不気味なリアリティ。事件の真相にたどり着くまでの過程に引き込まれ、気づけばページをめくる手が止まっていませんでした。
こんな人におすすめ
・スピード感あるサスペンスが好きな方
・女性主人公の成長物語を読みたい方
・社会問題を背景にしたフィクションに興味がある方
そんな読者にぜひ手に取ってほしい一冊です。読みやすく、それでいて深く考えさせられる。シェルダンの魅力が詰まった長編大作でした。
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