1. 読む前に少しだけ迷っていた
ミステリーにちょっと興味があるけど、有名作って難しそう。
そんな風に感じたこと、ありませんか?
私も『十角館の殺人』を手に取る前はそうでした。
「古典的すぎるのでは?」
「登場人物が多くて混乱しないかな…?」
そう思いながら、ページを開いたんです。
でも読み終えた今、はっきり言えます。
これは、初心者にこそ読んでほしい一冊でした。
2. 一気読みしてしまう理由
孤島×館×連続殺人――いわゆる“クローズド・サークル”の王道設定。
「ありがち」だと思いながら読み進めたその先で、私は久しぶりに本を一気に読み切る体験をしました。
なぜかというと…
- 登場人物は多めなのに、混乱なし。ニックネームで呼び合うことで覚えやすく、会話もスムーズ。
- 孤島と本土で交互に描かれる構成が、緊張感を保ち続けてくれる。
- 冒頭とラストのつながりが鮮やか。伏線回収が痛快で、読後の余韻も心地いい。
また、「これは犯人かも?」と予想しながら読む楽しさがずっと続くんです。
そして真相を知った瞬間には、声にならない「……ああぁ」という溜息が自然と漏れました。
3. 初心者にも優しいのに、名作の風格あり
1987年に発表されたとは思えないほど新鮮な構成と展開。
いまだに人気がある理由が、読んで初めてわかりました。
似たような設定のミステリーはたくさんあるけれど、
これほど読みやすく、しかも最後まで飽きさせない作品はなかなかありません。
だからこそ、“ミステリー初心者でも楽しめる名作”として、多くの人に読まれ続けているのだと思います。
4. 館シリーズを読む楽しみができた
『十角館の殺人』は、「館シリーズ」の記念すべき第1作。
読み終わった今、続きの作品にも手を伸ばしたくてたまりません。
本土と島、過去と現在、ひとつひとつのパーツがつながっていく感覚。
そして登場人物たちの関係が少しずつ明かされていく緊張感。
これから読む方には、どうかあの“読み終わった後の心地よい衝撃”を味わってほしいです。
5. 最後に:ミステリーを読むきっかけを探しているあなたへ
「有名すぎて今さら?」
「難しそう…」
そう思っていた過去の自分に言ってあげたい。
**“いまだに読まれている作品には、理由がある”**って。
そして、もしあなたも少しでも読書のきっかけを探しているなら、
この『十角館の殺人』がその一歩になってくれるはずです。
気になった方はこちらからチェックしてみてください。
『十角館の殺人』は各ストアで詳しく見られます!
読書の時間が取りにくい方には、耳で楽しめる「Audible」もおすすめです。
通勤中や家事の合間に聴けるので、意外と読書が身近になりますよ。
→ Audibleを30日無料で試してみる
コメント