本の紹介 『だから荒野』感想|家出した主婦がたどり着いた自由のかたち 46歳の誕生日。専業主婦・森村朋美は、自ら新宿のレストランを予約し、家族とのささやかなひとときを楽しみにしていた。しかし、家を出る前から雲行きは怪しい。高校生の次男は「行かない」と不機嫌にごね、夫と大学生の長男は「お酒を飲みたいから運転して... 2025.05.27 本の紹介桐野夏生
本の紹介 ミステリー初心者でも大丈夫。『十角館の殺人』綾辻行人 が人気な本当の理由 1. 読む前に少しだけ迷っていたミステリーにちょっと興味があるけど、有名作って難しそう。そんな風に感じたこと、ありませんか?私も『十角館の殺人』を手に取る前はそうでした。「古典的すぎるのでは?」「登場人物が多くて混乱しないかな…?」そう思い... 2025.05.26 本の紹介綾辻行人
小川哲 “クイズってこんなに面白いの!?”を体感できる物語|『君のクイズ』(小川哲) 1. クイズ=娯楽?それだけじゃなかった「クイズ」と聞くと、テレビのバラエティ番組で楽しむ軽い娯楽、というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。けれど、『君のクイズ』(小川哲)を読み終えたとき、私はその認識が大きく覆されました。... 2025.05.24 小川哲本の紹介
チョ・ナムジュ “女性だから”を背負わされる理不尽に気づく読書体験 はじめに:ディストピアではなく「現実」の物語『82年生まれ、キム・ジヨン』を読み終えたとき、まず思ったのは、「これはフィクションという形をとった現実だ」ということ。まるでディストピア小説のような世界。でも描かれているのは、私たちが今まさに生... 2025.05.22 チョ・ナムジュ
山本文緒 『無人島のふたり』がくれた、生きる意味と静かな覚悟 目次はじめに膵臓がんステージ4——日々が「最後」になる「うまく死ねますように」に込められた祈り書くことを最後まで手放さなかった作家の魂残される人への想い読後に残ったもの——人生の問いと行動への決意おわりに1. はじめに『無人島のふたり』は、... 2025.05.20 山本文緒本の紹介
本の紹介 英語初心者でも読めた!挫折せずに読了できる『ロビンソン・クルーソー』レビュー 目次はじめに:英語の本を読むのは難しい?『ロビンソン・クルーソー』を選んだ理由実際に読んでみて:英語は難しかった?どんなストーリー?ざっくりあらすじラダーシリーズの魅力感想と気づき英語学習法としての多読まとめ1. はじめに:英語の本を読むの... 2025.05.19 本の紹介
山崎豊子 『沈まぬ太陽 アフリカ篇 上』山崎豊子|理不尽と闘う信念の物語 目次はじめに労働組合の闘士・恩地元の姿報復人事という現実なぜ辞めないのか?恩地の葛藤航空会社の裏側と組織の闇夫婦の絆と孤独な戦い最後に:名作の持つ力1. はじめに山崎豊子による社会派小説『沈まぬ太陽』の第一巻「アフリカ篇・上」を読み終えまし... 2025.05.18 山崎豊子