本の紹介 占いに頼りたくなる夜に。気持ちをラクにしてくれる本『強運の持ち主』瀬尾まいこ 占いは人生相談?『強運の持ち主』が教えてくれる、前に進むための優しいヒント1. 占い=特別?そんな思い込みがふっと軽くなる「占い師って神聖で特別な人」——そんなイメージを抱いていた私が、本書『強運の持ち主』を読んで最初に笑ってしまったのは、... 2025.05.30 本の紹介瀬尾まいこ
本の紹介 ミステリー初心者でも大丈夫。『十角館の殺人』綾辻行人 が人気な本当の理由 1. 読む前に少しだけ迷っていたミステリーにちょっと興味があるけど、有名作って難しそう。そんな風に感じたこと、ありませんか?私も『十角館の殺人』を手に取る前はそうでした。「古典的すぎるのでは?」「登場人物が多くて混乱しないかな…?」そう思い... 2025.05.26 本の紹介綾辻行人
本の紹介 「押しつけの優しさにモヤモヤするあなたへ」──高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』感想と共感の記録 『おいしいごはんが食べられますように』感想・レビュー目次ごはんが「雑に扱われる」珍しい小説善意や親切が誰かを追い詰めることもある丁寧な暮らしと、疲れきった日々のギャップ食べることに無関心でも、この物語は刺さる押しつけられる“正しさ”への違和... 2025.05.23 本の紹介高瀬隼子
山本文緒 『無人島のふたり:120日以上生きなくちゃ日記 』(山本文緒)——惰性で生きる毎日から、自分を取り戻すきっかけに 目次はじめに膵臓がんステージ4——日々が「最後」になる「うまく死ねますように」に込められた祈り書くことを最後まで手放さなかった作家の魂残される人への想い読後に残ったもの——人生の問いと行動への決意おわりに1. はじめに『無人島のふたり』は、... 2025.05.20 山本文緒本の紹介
本の紹介 その食欲、実はタンパク質不足かも?『食欲人』でわかる食べすぎの理由と対策 目次はじめに食後にお菓子が欲しくなる理由バッタも実験対象!?タンパク質の重要性食欲の本当の目的食環境と私たちの選択無理をしない、でも知っておきたいまとめ──「賢い食事」のために1. はじめに図書館のおすすめ棚で出会った『食欲人』。タイトルに... 2025.05.17 本の紹介
小寺無人 疲れた心に、ほんのりスリル。『アガシラと黒塗りの村』で非日常を楽しもう 大学時代の親友からの一本の連絡がきっかけだった。舞台は巨人伝説が残る因習深い村。土砂崩れで現れた古文書、その解読のために村を訪れた青年・黒木は、やがて不可解な連続殺人事件に巻き込まれていく。青春、民俗学、そして謎解きのスリル。『アガシラと黒... 2025.05.16 小寺無人本の紹介
本の紹介 杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』感想|電子書籍では成立しない驚愕のミステリー小説 1. 本でしか読めない小説とは?電子書籍では成立しない“仕掛け”の正体「紙の本にしかできない仕掛け」とは、どんなものだと思いますか?装丁が凝っている、見た目が美しい――それもひとつですが、本当にすごいのは本そのものが“物語の一部”になってい... 2025.04.29 本の紹介杉井光
古市憲寿 正義は時代とともに変わる──古市憲寿『ヒノマル』から考えたこと 古市憲寿さんの小説『ヒノマル』を読みました。昭和18年、戦時下の日本を舞台に、少年と少女の出会いを描いた青春小説です。正義とは何か。時代に流されず、自分をどう貫くか。そんな問いを静かに、しかし力強く投げかけてくる作品でした。時代が変われば正... 2025.04.29 古市憲寿本の紹介
恒川光太郎 【読書感想】幻想的な異界に迷い込む――恒川光太郎『夜市』 1. 『夜市』ってどんな本?恒川光太郎さんの『夜市』は、2編の短編が収録された中編集です。一見ホラー小説に思えるかもしれませんが、実際には幻想的で郷愁を誘うような和風ファンタジーとしての魅力が光る作品です。2. 「夜市」――弟と才能、代償の... 2025.04.29 恒川光太郎本の紹介
本の紹介 愛されたいがゆえに壊れる心──『消えない月』畑野智美 ストーカー小説の衝撃 『消えない月』とはどんな物語か『消えない月』は、わずか1ヶ月半だけ交際していた男性が、別れを受け入れられずにストーカーへと変貌していく物語です。物語は被害者と加害者の両視点で描かれ、恋愛が狂気へと変わる瞬間が生々しく迫ってきます。「彼女はま... 2025.04.29 本の紹介畑野智美