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現代社会

中山七里

その“善人”は誰かを殺した――『護られなかった者たちへ』に見る制度の罪と正義

はじめに飽食の時代といわれる現代日本で「餓死」を題材にした社会派ミステリー。中山七里の小説『護られなかった者たちへ』は、読む者の価値観を揺さぶり、社会制度の矛盾に切り込む衝撃作です。善人とされる人物が立て続けに餓死させられるという異様な事件...
幸田真音

幸田真音『人工知能』小説感想|自動運転の暴走事故が描くAI社会の危うさ

1. 中国と日本のAI事情の違い近年、人工知能(AI)の進化はめざましく、特に中国ではそのスピードが異常ともいえるほど速い。監視カメラや顔認証技術、AIによるビッグデータ解析など、人権やプライバシーを犠牲にしてでも技術を前進させている姿勢は...
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