木塩鴨人 人との距離に悩んだすべての人へ。『月がある』がくれる静かな救い 1. この本との出会いSNSを眺めていたある日、ふと目に飛び込んできた一つの投稿。そこには、作者・木塩鴨人さんの作品『月がある』についての紹介がありました。その時は、作者が病気であることなど何も知りません。ただ、言葉の端々から伝わる温もりや... 2025.08.11 木塩鴨人
千早茜 【読書レビュー】『しろがねの葉』千早茜|銀の山に生きた少女ウメの一生に、静かに心を揺さぶられる 1. はじめに|なぜ今、『しろがねの葉』なのか千早茜さんの小説『しろがねの葉』は、戦国時代末期、関ヶ原の戦いを挟んだ時代の石見銀山を舞台に、一人の少女・ウメの人生を描いた物語です。歴史小説でありながら、名を残さぬ人々の息づかいや、時代に抗い... 2025.07.25 千早茜