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本の紹介

英語学習は「苦行」じゃなくていい。楽しく続けたい人へ

『宮沢賢治短編集 Short Stories of Kenji Miyazawa(ラダーシリーズ Level 2)』「英語を読めるようになりたいけど、どこから始めればいいかわからない」そんな人にこそおすすめしたいのが、このラダーシリーズ。今...
本の紹介

杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』感想|電子書籍では成立しない驚愕のミステリー小説

1. 本でしか読めない小説とは?電子書籍では成立しない“仕掛け”の正体「紙の本にしかできない仕掛け」とは、どんなものだと思いますか?装丁が凝っている、見た目が美しい――それもひとつですが、本当にすごいのは本そのものが“物語の一部”になってい...
古市憲寿

正義は時代とともに変わる──古市憲寿『ヒノマル』から考えたこと

古市憲寿さんの小説『ヒノマル』を読みました。昭和18年、戦時下の日本を舞台に、少年と少女の出会いを描いた青春小説です。正義とは何か。時代に流されず、自分をどう貫くか。そんな問いを静かに、しかし力強く投げかけてくる作品でした。時代が変われば正...
恒川光太郎

【読書感想】幻想的な異界に迷い込む――恒川光太郎『夜市』

1. 『夜市』ってどんな本?恒川光太郎さんの『夜市』は、2編の短編が収録された中編集です。一見ホラー小説に思えるかもしれませんが、実際には幻想的で郷愁を誘うような和風ファンタジーとしての魅力が光る作品です。2. 「夜市」――弟と才能、代償の...
本の紹介

愛されたいがゆえに壊れる心──『消えない月』畑野智美 ストーカー小説の衝撃

『消えない月』とはどんな物語か『消えない月』は、わずか1ヶ月半だけ交際していた男性が、別れを受け入れられずにストーカーへと変貌していく物語です。物語は被害者と加害者の両視点で描かれ、恋愛が狂気へと変わる瞬間が生々しく迫ってきます。「彼女はま...
山田宗樹

感情コントロール社会で起きた事件──SF小説『鑑定』山田宗樹

山田宗樹さんの小説『鑑定』を読んだ感想をまとめました。ミステリー好きな方におすすめです!