「この小説は、本じゃなきゃ読めない。」
そう聞いて、信じられますか?
私は最初、ただの広告文句だと思ってました。けれど今、それが真実だったと断言できます。
『世界でいちばん透きとおった物語』。
亡くなった大御所ミステリー作家の“認知されていない愛人の子”が、父の遺作を探す物語。
ミステリーとしての完成度も高く、伏線回収も丁寧で、ストーリーも面白い。
でも、そんな表面的な感想じゃ、この本のすごさは語れない。
この作品には、紙の本という“物体”にしかできない仕掛けがあります。
私はうっかり電子書籍で読もうとしていました。本当に、危なかった(笑)
最後のページを閉じたあと、思わず本を抱きしめました。これを電子で読んでいたら…と考えると、ゾッとします。
「衝撃のラスト!」という広告の言葉に惹かれて読みましたが、衝撃なのはストーリーだけじゃなかった。
これは、読む人の“読書体験そのもの”を揺さぶる小説です。
“こんな小説、読んだことない。”
心からそう思える1冊。
ぜひ、文庫本で読んでみてください。
気になった方はこちらからチェックしてみてください。
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